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自分の「やりたい!」が地域をつくる~今日ここまでを振り返って~【主任だより】

主任より

修明高校noteをご覧の皆さん、ご無沙汰しております…。
覚えていらっしゃいますか?主任です…。

朝、車に乗り込んで「今日はnoteの記事更新」
学校に着いてToDoリストに「noteの記事更新」
帰りの車に乗り込みエンジンをかけて「あ、note…」。

ここ最近、頭の片隅にはいつも「noteの記事更新」、
気づけば直近の「主任だより」の記事には「3か月前」の文字…。
お恥ずかしい限りです。
これを区切りに、またたくさん更新していきますので、どうぞ忘れないでくださいね…?

さて、気を取り直して、これまで貯め込んできた活動の様子をみなさんに発信していきます!今回は、2学期に入ってから今日までの、本校の探究活動の様子をお伝えしていきます。
…とは言ったものの、本校の先生方がこまめに更新してくれている記事をご紹介させていただくようになるものも多数です(感謝しかありません)。

1年生の取り組み

Ⅰ.空地の利活用を学ぶ~Park-PFI事業 郡山市開成山公園FW~

福島県郡山市では、市の管理する開成山公園について、今年度よりPark-PFI事業(公募設置管理制度)と指定管理者制度という、公園の管理・運営を民間事業者に委託する取り組みを開始しました。
財政負担軽減や公園施設の改修、新たな収益施設の導入がはかられ、都市公園の利便性・魅力・防災機能の向上等が図られるそうです。
 ↓ ↓ 詳しくはこちらをご覧ください ↓ ↓


棚倉高校跡地の利活用について考える1年生、広大な敷地の開成山公園がPark-PFI事業によってどのように活性化されているかフィールドワークを行いました。

郡山市公園緑地課担当者の方から、実際に公園を歩きながら説明をしていただきました。


有名な「ラッキー公園」にも行ってきました!

株式会社ポケモンより寄贈されたラッキーの遊具
郡山の開成山公園といえばこれを思い浮かべる方も多いのでは?
なお、このラッキーの遊具は今回のPark-PFI事業とは別なもののようです。
庁舎に戻り、事業について詳しく説明をいただきました。
この事業が形になるまで実に5年以上、公園が整備されて訪れる人も増え、一見成功事例のように見えますが、まだまだ課題もたくさんあるそうです。

事業についての説明の後にお話しいただいた「何事も100%はない、だからこそより良いもの、どうすれば誰にとっても良いものができるかを考え続ける必要がある」という言葉が心に残っています。まさに「探究」そのものですね。

公園緑地課のみなさま、お忙しいところ本当にありがとうございました!

Ⅱ.廃校舎の利活用と地域を元気にする方々〜Roots猪苗代見学〜

福島県猪苗代町のRoots工務店が、旧山潟小学校の空き校舎をリノベーションしてオープンした家づくりと暮らしの学校「Roots猪苗代」。
「工務店」と「Shop」と「カフェ」と「森」の複合店として、様々な取り組みを行っています。

旧山潟小学校校舎の中に
株式会社Roots猪苗代があります。
空き校舎利用だけでなく、猪苗代湖周辺で様々な事業を行っているようです。
中には絨毯の専門店も!
訪問した時はちょうど「オリーヴを使ったカトラリー」フェアが開かれていました。
1階にはアートスペースも!
外には楽しそうな空間が!
「時に小さなケガややけどを経験しながら…」大事なことかもしれませんね。
生徒も実際に体験して楽しんでいました!

担当してくださった長谷川達人さんのつながりから、猪苗代町内でシェアハウス「ハンボック」、シェアキッチン「ななかまど食堂」を訪問し、大きな「まちづくり」というものについて学びました。

シェアハウスを経営されている佐川さんは修明高校の前身である東白川農商高校の出身!不思議なご縁を感じました。
「自分の好きなことを一生懸命やってみて!」というお話しいただきました。
猪苗代の田園の中にある小さなシェアハウス「ハンボック(韓福)」。
韓国に留学していた佐川さんが、福島と韓国をつなげたいという思いから命名したとのこと。
また客室には福島県民の誰もが知っている「あいづ」「なかどーり」「はまどーり」の名前が。
「これどういう意味なんですか?」から、訪れた人との会話が始まるそうです。


このあと猪苗代町内にあるシェアキッチン「ナナカマド食堂」を訪問し、カレー料理をふるまう福地喜裕さんにお話を伺いました。
予備知識として…

シェアキッチンとは?
シェアキッチンとは、1つの厨房機器を、複数の飲食店でシェアしながら利用し、料理を提供することができる施設のことです。リスクを抑えてすぐにオープンできるので、負担が少ないのが特徴です。

初期、運用、閉店コストがかからない
飲食店を開業するには、通常だと多額のコストがかかります。シェアキッチンを利用することで店舗と設備を他の利用者とシェアするため、初期設備投資を抑えることができます。

ななかまど食堂HPより

店内は、どんな種類のお店が入っても合う内装になっていたり、テーブルには焼き肉ができるようコンロが付いていたり、普通の飲食店とは少し違った不思議な空間でした。
自分のやってみたいことにチャレンジしたい、人通りの少ない猪苗代のメインストリートに少しでも人を呼び込みたいなど、シェアキッチンにはいろいろな思いが託されていました。始めた頃はご近所さんの理解を得るのが大変だったこと、物事を進めるにはコミュニケーションが大切と痛感した、などなど…。ご自身の経験から語られるお話は実に面白く、失敗も次の成功に繋がることを教えていただきました。
中でも一番印象に残っているのは、「町おこしのために始めたわけではない、自分の好きなことを一生懸命やって、町に活気が出てくる、それが良いんだ」ということ。「町を活性化させるために…」をスタートとするのが普通だと思っていましたが、「自分の好きなことが地域をつくる」ということ、心に響きました。

生まれ育った町で働くこと、生きていくこと…。以前訪問した棚倉町の大椙食品さんのお話と通じるものを感じました。

※やってしまいました。話に夢中で写真を撮れず…!


今回の猪苗代フィールドワーク、お会いしたみなさんの熱量がとにかくすごい!!地元、今住んでいる場所への熱い想いや愛、取り組んでいることへの情熱が、お話の中からひしひしと伝わってきました。今回の猪苗代フィールドワークでお世話になったみなさん、本当にありがとうございました!

案内してくださった長谷川達人さんと一緒に記念撮影。
長谷川さんとお話ししていると何にでも挑戦したくなるような、そんなエネルギー溢れる方でした。
本当にありがとうございました!


2年生の取り組み

福島大学地域未来デザインセンター「社会課題自分ゴト化プログラム」への参加

ここからは2年生の取り組みです。
文理科2年生の5名が福島大学地域未来デザインセンター主催のプログラムに現在進行形で参加しています。
8月の東京研修から始まり、先日中間発表を終えたところです。
別記事で詳しくまとめられていますので、ぜひご覧ください!

このプログラムには2年生の一部の生徒のみ参加していますが、引き続きクラス全体ではゼミ活動が進行中です!文理探究科HPにて更新していますので、そちらもご覧ください。

修明高校文理探究科HP
https://sites.google.com/fcs.ed.jp/shumeihands/

これまでを振り返って

今年度の探究が始まって半年、たくさんの場所を訪れ、たくさんの人のお話を聞くことができました。
取り組むことは違っても、そこにかける情熱や強い想いや願いなどを強く感じました。普段の学校の授業だけでは、得ることのできない体験ができているのではないでしょうか(そう願っています…)。


気づけば11月、秋も深まりを見せています。
少しずつ、生徒たちの探究にも多様な彩りが付いてきました。
これから更に色味を深め、充実した活動を展開してまいります!

(この主任だよりも生徒に負けないように更新します…!!)


修明高校の取り組み〜SNSでの発信〜

修明高校では生徒たちの授業や実習での様子を、Instagramでも発信しています。文理・農業・商業の三学科を擁する本校の様々な活動に注目していただければ幸いです。
修明高校Instagram
https://www.instagram.com/shumei_official/


また併せて、修明高校文理探究科のホームページも開設しています。
こちらでも探究活動の様子をアップしておりますので、ぜひご覧ください!修明高校文理探究科HP
https://sites.google.com/fcs.ed.jp/shumeihands/


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