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「高齢者のからだとこころを理解しよう」【修明高校ボランティア愛好会】

高齢者疑似体験を実施しました 

ボランティア愛好会は、棚倉町役場と棚倉町の民間ボランティア団体と協働して、認知症についての理解を深める「いきいきかるた」を作成しました。
このような地域と連携した高齢者福祉ボランティア活動を継承する取組みとして、高齢者疑似体験を実施しました。

この体験を実施するにあたり、高齢者の視力・聴力、手足の動きなどを想像してロイロノートにまとめ、それを愛好会の中で共有してから体験に臨みました。

棚倉町社会福祉協議会ボランティアセンターの方から、棚倉町における高齢化の現状や高齢者疑似体験の目的について講義をしていただき、いざ体験です。

高齢者疑似体験の目的について説明していただきました。
疑似体験のメニュー
近づかないと新聞の文字が見えないな… 
箸も使いにくい…
膝の関節が曲がらず、階段を上るのも一苦労

高齢者疑似体験を通して、いつも見ている教科書の文字が読みにくいこと、いつもの階段が障壁に思えることなど、普段過ごしている学校内の景色が大きく違って見えることがわかりました。

棚倉町社会福祉協議会ボランティアセンターの方の言葉で、印象に残ったものがあります。
「『高齢者だから何もできない』という訳ではありません。
できることは、できるだけ自分でやれるように支援し、できない部分をお手伝いしてあげようという気持ちが大切です。」

ボランティア愛好会では、夏休み中に「高齢者支援買い物ツアーボランティア」を行う予定です。この言葉を心に留め、ボランティアに臨みたいと思います。 

今回の体験について、振り返りを行いました

体験を終えた生徒たちの感想です。
・想像していた以上に手足が自分の思うように動かすことができなくて驚いた。
・階段の昇り降りが、耳の聞こえと視界の悪さで大変だった。
 誰かが支えてくれないと転んだりぶつかったりしそうで怖かった。
・高齢者買い物支援ツアーボランティアでは、聞き取りやすい声の大きさで話し、焦らず、相手のペースに合わせて、足元に注意して歩くようにしたい。

 生徒たちは今回の体験を通して、高齢者の身体的な不自由さや高齢者の心情を理解し、高齢者への思いやりの心を育てることができました。
ボランティア愛好会では、今後もこのような活動を通して地域との連携を進めていきます。