「主体性をどう育むか」ーPTA講演会を振り返るー
7月に実施されたPTA講演会の講演内容の一部を公開します。
本noteの記事が、
お子様の進路活動の一助になることを願います。
リクルート担当である有明宏祐様より許可を頂きまして、
本記事をnoteに挙げさせていただきます。
株式会社リクルート まなび教育支援Division グループマネージャー
高橋卓見氏より
保護者の方々へ向けて、
次のような講演をいただきました。
演題
「進路を見据えて,親として子どもとどう向き合うか」
1.社会と求められる力はどう変わるか?
最初に入社した会社で定年までキャリアを全うする可能性は低い。
人生の選択肢・選択の回数が増える。
どんな状況でも貪欲に吸収し『学び続けられる力』が求められる。
「なぜその進路を選んだか」という選択理由によって
進路選択後の満足度が約2倍違う。
「動機ある選択」(=与えられたものではなく、『自分はどうありたいかを考え、選択していける力』)がより重要になる。
2.主体性をどう育むか?
主体的な学びは、
「学ぶことに興味や関心を持ち、
自己のキャリア形成の方向性と関連づけながら
見通しを持って粘り強く取り組み、
自らの学習活動を振り返って次につなげる」
と定義されている
(リクルート社も、創業より「圧倒的当事者意識」と表現して主体的な学びを引き出す仕組みを構築している)。
目標設定の3種類:
「成果目標;クリアしたかどうか他人でもわかる数値や結果」
「状態目標;クリアしたときの自分の状態と他の人から見た状態」
「行動目標;目標の達成のために実行する行動」
振り返りの3観点:
「GOOD;クリアできたこと+なぜできたか」
「BAD;クリアできなかったこと+なぜできなかったか」
「NEXT;Good&Badを踏まえた次にやること」
成果、状態、行動の3観点を意識した目標設定と
GOOD、BADでの振り返りから
NEXTに繋げることで、
主体性の伸長に繋がります。
日に日に気温が下がり、日が暮れるのも早くなってまいりました。
秋の夜長には、
いま一度、
卒業後の進路や学校での出来事などについて
お子様と話をする時間を設けてみるのはいかがでしょうか。