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修明高校生主催の高齢者向けイベント『高校生と一緒に健康になろうの会』を実施しました!

1月25日(土)13:30から、棚倉町保健福祉センターで、修明高校生主催の高齢者向けイベント『高校生と一緒に健康になろうの会』が実施されました。
文理科2学年では、生徒それぞれが興味を持ったことを探究する「総合的な探究の時間」の授業があります。富岡陽(とみおかひろ)さんは、高齢者の健康について興味を持ち、「高齢者の健康を守るコミュニティづくり」をテーマに探究しています。富岡さんはこれまで、棚倉町健康福祉課に協力を依頼し、実際に町内で行われている健康教室や高齢者サロンに参加してきました。そして、それらを参考に、実際に自分でも高齢者の健康に貢献できることはないかと考え、高齢者が高校生と関わる健康イベント『高校生と一緒に健康になろうの会』を企画しました。チラシを作成して地元の夕刊にも情報を掲載していただき、健康福祉課との打ち合わせも重ねていよいよ当日を迎えました。

イベントのチラシ

当日はクラスの生徒5名もボランティアで参加してくれ、1時間ほど前から準備を始めて参加者を出迎えました。健康福祉課のご協力で、30名程度の方々が集まってくれました。参加者からは「楽しみにして来ました」という声が多く聞かれたことが印象的でした。

参加者をお出迎え
受付も生徒が行いました

まずは開会式です。企画者である富岡さんを始め、参加生徒それぞれの自己紹介がありました。特に富岡さんは緊張した様子が見られましたが、参加者の方々に温かい拍手をいただきました。その後、宮川棚倉町長にもご挨拶をいただきました。

富岡さんの挨拶
生徒の自己紹介
町長挨拶

ここからが企画内容です。まずは全員でラジオ体操をし、その後、頭と体を使う体操を行いました。これは、富岡さんがこれまで参加してきた健康教室や高齢者サロンで行われたものを参考に考えたもので、やってみると意外と難しく、参加者だけではなく生徒も苦戦していました。

全員でラジオ体操
頭と体を使う体操

準備運動が終わったところで、みんなでできるスポーツとして今回行ったのが「フライングディスク」です。これはディスクを5m先のリングに通すスポーツで、特別支援学校では部活動として行われているものです。今回は、県立石川支援学校に物品を貸していただきました。
ルールを説明した後、参加者を4つのチームに分け、練習を行ってから1人10枚のディスクを投げてもらいました。わずかな時間の練習しかなかったので苦戦していましたが、中にはコツをつかんだ方もいました。

ルール説明
フライングディスクに挑戦

参加者は初めてやる競技に戸惑いながらも、楽しみながら挑戦していました。生徒は参加者を応援したりディスクを拾ったりと、会話をしながら一緒に楽しんでいる様子でした。

続いては同じチームで「イントロクイズ」を行いました。曲の冒頭を聞いて曲名を答えるおなじみのクイズですが、富岡さんは参加者の年代を考えて悩みながらプレイリストを作成してきました。

イントロクイズの様子

生徒たちには分からない曲が多かったですが、参加者は、用意した曲数があっという間になくなるほどすぐに答えていて、盛り上がるクイズ大会となりました。

企画内容はこれで終了し、閉会式です。フライングディスクとイントロクイズのポイントを発表し、表彰を行って景品を渡しました。

閉会式での結果発表

最後に富岡さんから挨拶があり、「楽しんでいただけましたか」との問いかけには大きな拍手が起こっていました。あっという間の1時間半が過ぎ、参加者にアンケートを書いていただいてイベントは無事終了です。参加者は帰る際、生徒たちに「ありがとう」と声をかけながらご満足いただけた様子でした。また、健康福祉課の方からは、「高校生からこういう企画があるのは大変嬉しいことだ」とのお話がありました。

初めての取り組みであり、まだまだ改善点はありますが、やってみようという企画者の思いと、それに応えてくださった健康福祉課の方々のおかげで、良いイベントになったのではないかと思います。開催までには健康福祉課の方々はもちろんのこと、フライングディスクを貸してくださった石川支援学校、ボランティアとして協力してくれた生徒など多くの協力が不可欠でした。感謝の気持ちを忘れず、今後の探究活動にもさらに積極的に取り組みましょう。そしてこのイベントを一過性のものにせず、他の生徒も様々な形で地域に貢献できるような探究活動を行っていきたいと思います。

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